ごんぞうの『すまいる』くえすと
笑顔溢れる雑記ブログ
『ごんろぐ』
掌の小説

桜(サクラ)の思い出

桜の木

チュンチュン

小鳥たちのさえずりが聞こえる

外はきっと晴れているのだろう

カーテンの隙間から漏れる光が

私の目に差し込む

あの日のことを思い出した

新しく買ってもらった服に着替え

車に乗り込む

母は着物姿に着替えていた

目的地までの車内はなぜか無口

私の心臓はいつもより活発である

車はとある小学校の正門前に止められた

車から降り私は母に連れられ正門をくぐる

今日は私の小学校入学式である

今も覚えているのは

とても晴れていて風が心地よかったこと

小鳥たちのさえずり

てんとう虫の笑顔

桜の花が満開でどの花も祝ってくれているようだったこと

そして

母の手の温もりと母の笑顔

私は忘れない

今はその笑顔は見ることが出来ない

ただ手の温もりだけを感じれるだけ

今母は病院のベッドで寝たきりだ

いつかまた

母の笑顔は観れるだろうか

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