さぁ〜おやつの時間ですよ
わぁ〜い 今日は何かな (ワクワク)
「午後3時」はいつしか「おやつの時間」となりました。
いえ、「おやつ」の時間が「午後3時」なんですね。
この記事では、午後3時がおやつの時間と呼ばれる由来と
少しだけ突っ込んだうんちくを綴ろうと思います。
何故午後3時がおやつの時間なの?
江戸時代の時間の数え方が関係しているんです。
1日を12分割していました。
単位は「一刻」です。
現在の2時間で一刻としていました。
江戸時代の時計を記すとこんな感じです。(下図)
江戸時代中頃に1日3食が定着し、お昼ご飯と夕飯の間に間食をする習慣が出来ました。
この間食をしていた時間が「昼の八つ」です。
そして、丁寧に「お」をつけて「お八つ」と呼ばれていました。
因みに、当時の間食メニューは麺類やお茶漬けだったようです。
明治時代に1日24時間制となり、「お八つ」の刻は午後2時から午後4時とされました。
この刻の真ん中(正刻;しょうこく)が午後3時となるわけです。
現在の「おやつ」の時間となったわけですね。
おやつの時間に食べると太りにくい?
おやつの時間と言われる午後3時は、1日で太りにくい時間帯なんです。
それは何故か?
人間の体内にはあるタンパク質があります。
そして、そのタンパク質の存在数は1日の時間帯により変化します。
存在数が多いと、体は太りやすく(体脂肪が蓄積されやすい状態)
存在数が少ないと、体は太りにくい(体脂肪が蓄積されにくい状態)
そのタンパク質の存在数が最も少ない時間帯が午後3時頃なんです。
江戸時代の人たちが、このタンパク質の存在を知っていて間食の習慣があったとは思いませんが驚きですね。(笑)
逆にそのタンパク質が多い時間帯はと言うと、午後8時以降から増えていき、深夜2時頃が最もピークとなります。
太りやすいタンパク質の正体は?
ずばり「BMAL1」(ビーマルワン)
これは時計遺伝子の一つです。
ダイエットの世界では、肥満遺伝子と呼ばれているものです。
前説明記事の通り、このBMAL1は人間の体内時計の時間帯により増減します。
※この体内時計は重要!
このBMAL1は、目覚めてから約7時間後が最も少なくなります。
例えば
朝8時に起きるとします。
この7時間後は午後3時となり、まさにおやつの時間が最もBMAL1の存在数が減少する時間となるわけです。
つまりは、食べても太りにくい時間帯となります。
因みに、深夜のBMAL1存在数と比較すると実に「1/50」ほどになると言われています。
ただ、ここで注意すべきことがあります。
人間の体内時計を考慮しなければなりません。
BMAL1の増減サイクルは、人間の体内時計に基づいています。
体内時計のリズムをご存知でしょうか?
1日25時間だと言われています。
これだと1日1時間ずつずれますよね。
ご安心を
人間は、朝日の光を感じて体内時計をリセットされているようです。
しかし!
不規則な生活を送られていると、体内時計の乱れとなり、BMAL1の増減サイクルにも悪影響を及ぼすので注意が必要です。
おやつの食べ方
食べ過ぎに注意して下さい。
間食はお昼ご飯の後2時間以上空ける。
また、間食後の夕飯は2時間以上空けて食べるように。
朝昼夕の食事だけでは足りない栄養素を採取するようにして下さい。
おすすめおやつは、
チーズ、ヨーグルト(低脂肪のもの)
ナッツ、チョコ(カカオ70%以上)、ココア
果物、野菜(ビタミンやミネラルを多く含むもの)
おわりに
おやつの時間が午後3時と呼ばれる由来でした。
出来るだけ規則正しい生活を送り
正しくお子様と一緒におやつを食べましょう。
では、ご機嫌よう ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪